トップアスリート×47都道府県

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トップアスリート×47都道府県(石川) トランポリン 岸彩乃

5歳の時も、今も、空中の浮遊感がたまらない。

親の夢を裏切りトランポリンへ

私がトランポリンを始めたのは5歳の時です。両親は共に元体操選手で、ゆくゆくは私を体操選手にしたかったようです。そこで、体操に必要なバランス感覚を養わせるため、トランポリン教室に連れていったんです。同じ理由で、3歳からバレエも習っていました。
そのトランポリン教室で初めて経験したのが、日常では味わえない「高さ」と、「宙に浮く」不思議な感覚でした。その驚きと楽しさは強烈で、幼かった分すぐトランポリンに夢中になってしまいました。
小学校に入ると、父の指導する体操教室にも通い出しました。でも、トランポリンでちょうど空中回転ができるようになってうれしくてたまらず、体操は1年でやめてしまったんです。
両親は相当がっかりしたと思います。トランポリン教室についてきた弟2人も、今はトランポリン選手なので、姉弟そろって親の望んだ道を踏み外しちゃってますね(笑)。

石川に育てられ成長できた

私は空中の浮遊感が今も大好きで、それが味わえるから厳しい練習も楽しく感じるんです。でも、やはり壁を感じてつらくなることが何度もありました。
特に、中学時代は大会に出ても負けてばかりで、気持ちが折れそうになりました。そんな時、私を温かく支えてくれたのが、コーチや先生、それに一緒に練習する仲間たちでした。
残念ながら、トランポリンは競技人口の少ないマイナースポーツです。もし、私がトランポリンの盛んな石川県に生まれていなかったら、一人で競技と向き合うことになり、とても今ほどは成長できなかったでしょう。
大学では、世界ランク1位の伊藤正樹さんとも一緒に練習できる恵まれた環境があります。伊藤さんは、「五輪でメダルを取って、トランポリンを日本でメジャー化する」と力強く宣言し、みんなをリードしてくれます。
私には「メダルを狙う!」と言える実力がまだありません。それでも、伊藤さんの影響で、「できるだけ多くの人に五輪での演技を見てもらいたい」と強く思うようになりました。
そのためにも、ファイナルの8人に残ることを目標に、自分のベストを尽くす決意です。

岸 彩乃きし あやの

1992年小松市生まれ、小松大谷高校卒。2010年W杯4位、11年W杯5位。10、11年全日本選手権2位。身長154センチ、体重47キロ。

石川県内のtoto助成事例

廃校グラウンドを人工芝フィールドへ

七尾市(能登島グラウンド)地域スポーツ施設整備助成

8月から整備の始まる七尾市能登島グラウンド(仮称)

今年3月に廃校となった能登島中学校のグラウンドは、スポーツ振興くじ(toto)助成を受け、今年8月から日本サッカー協会の規格に準じた人工芝のフィールド2面と防球ネットを備えた「七尾市能登島グラウンド(仮称)」に整備されます。
七尾市には、FIFA認定の人工芝サッカーフィールド3面とフットサルコート2面を備えた和倉温泉運動公園多目的グラウンドがあり、温泉旅館や民宿など宿泊施設も充実していることから、サッカー合宿のメッカとして全国から小・中・高校生、大学生が訪れています。近年、増え続ける利用申し込みに対応するため、新たなサッカー施設として同グラウンドを設置します。
完成は来年3月の予定で、同グラウンドから500メートルほど南には、天然芝のサッカーフィールドと温泉施設を備えた能登島マリンパーク海族公園多目的広場もあります。これらの併用で、多様な練習プログラムの設定や、より大規模な合宿の受け入れも可能となります。

女性向けの運動プログラムを充実

NPO法人 クラブパレットスポーツ団体スポーツ活動助成

深い呼吸を意識し体を伸ばすヨーガ教室

地域住民の健康作りに貢献するNPO法人クラブパレットは、かほく市の宇ノ気体育館で75に上る多彩なスポーツ教室を開き、1600人を超える会員が汗を流しています。
クラブパレットでは、特に女性向け教室を充実させるため、2009年からスポーツ振興くじ(toto)助成を利用し、ヨーガ教室やエアロビクス教室、ダンス教室など、体に負担をかけず無理なく継続できる運動教室を設けています。
気軽に参加できるよう、各教室には初心者用プログラムがあり、20代から70代までの幅広い年齢層の女性が参加しています。働く女性が増える中、19時30分以降に始まるプログラムも好評を得ています。
参加者のもうひとつの楽しみは、教室に通い出して増えた友人との会話だそうです。このため、レッスン終了後、女性会員同士で談笑する光景があちこちに広がり、運動教室を通して地域交流の輪まで広がっています。