トップアスリート×47都道府県

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トップアスリート×47都道府県(愛知) 柔道 谷本歩実

スポーツを通じてあらゆる世代に夢と生きがいを。

“戦友”の存在が原動力に

初めてのオリンピック出場となった04年のアテネ五輪は、挑戦者としてただもう無我夢中で挑みました。あの時の金メダルは、多くの方々のサポートを得てみんなで勝ち取ったものです。
その4年後の北京で大きな原動力となったのがフランスのリュシ・ドコス選手の存在でした。彼女とはジュニア時代から約10年間勝ち負けを繰り返し、いつしか互いに認め合い尊敬し合えるライバルとなっていきました。その彼女が「北京を最後に階級を変えるから今回が最後の闘いになるね」と。だから、何としてでも決勝の舞台でドコス選手と組みたい!という一心で試合を重ね、願いがかなって決勝で彼女と対戦することができました。結果として私が金メダルを獲りましたが、それはあくまで結果に過ぎません。負けは決してマイナスではなく、それをどう次に繋げていくかが大事。私自身、競技を通じて学んだことです。
そして今回のロンドン五輪。選手たちには、勝ちにこだわり過ぎることなく、実力を全部出し切って欲しいですね。同じチームに所属する78kg超級の杉本美香選手が出場するので頑張ってもらいたいです。

誰もが多くの競技を気軽に楽しめる環境へ

私は9歳の時、安城市が主催するクラブで柔道を始めました。トップの選手は、層の厚い地域から生まれるのです。ですから地域をしっかりサポートするのも私の役割。現在は子どもたちを対象とした柔道教室にも力を入れています。
教室では、ただ強くなればいいというのではなく、武道の心、さらには夢を持つことの大切さも教えています。私は小学生の頃から「オリンピックで金メダルを獲る」という夢を抱き続け、現役時代を通じてその夢が私の支えでした。スポーツを通じた夢づくりのお手伝いができればと、日本スポーツ振興センターの『SPORTS JAPAN アンバサダー』を務めさせていただき、スポーツイベントの企画などにも携わっています。
そしてもうひとつ、私が願ってやまないのが“三世代生涯スポーツ”。多彩な競技を気軽に楽しめる環境をつくっていきたいです。家族三世代でスポーツを楽しむことは励みにも生きがいにもなり、絆も強められるでしょう。スポーツにはその力があると信じています。

谷本 歩実たにもと あゆみ

1981年愛知県安城市生まれ。9歳で柔道をはじめる。アテネ・北京両五輪の柔道女子63kg級でオール一本勝ちによる金メダル獲得。10年に現役引退後はコマツ女子柔道部専任コーチに就任。日本スポーツ振興センターSPORTS JAPANアンバサダー。

愛知県内のtoto助成事例

クオリティアップした陸上競技場

安城市陸上競技場地域スポーツ施設整備助成



安城市は、第五回国体開催で広まったソフトボールを中心に、スポーツ熱が高い地域。市の中心部には、体育館や野球場、テニスコートなどを備えた総面積20ヘクタールの総合運動公園があり、日本陸連公認二種の認定を受けた陸上競技場は、地域の陸上選手権大会も開催可能な施設です。
2010年、市はスポーツ振興くじ(toto)助成を得て、傷みが目立っていた全天候型トラックの改修を実施し、加えて、アスリートが移動しやすいよう、スタンドとトラックの間に人工芝を敷いたり、観客がトラックに入らないよう周囲に柵を設けるなど、より利用者の目線に立った整備を行いました。

休日には300人超の利用者

本格的な陸上トラックを安価で体験できるとあって、学校部活動から中高年まで、さまざまなランナーたちがトレーニングに集います。時には、利用者が300人を超えることも。市スポーツ課長の早川雅己さんによると、「完成1年目にして、補修が必要な所も出てきました」とのこと。裏を返せば、それだけ地域のスポーツニーズに応える人気者です。

スポーツの多様な入り口づくり

公益財団法人愛知県教育・スポーツ振興財団スポーツ団体スポーツ活動助成



(公財)愛知県教育・スポーツ振興財団は、教育・文化の水準の向上とスポーツの普及を目的とする団体。スポーツの分野に関しては、さまざまな年代や志向に対応するため、スポーツ教室やイベント事業を展開し、気軽に運動できる機会を県民に提供しています。

約7千人が参加するスポーツのお祭り

スポーツ振興くじ(toto)助成を受けて開催する“ファミスポフェスタ”は、ウォーキングや卓球、ビームライフルなどのスポーツを体験できる県民の祭典(今年は11月23日開催)。昨年は地元のプロチームによるフットサルや野球のクリニックも開かれました。県民であれば無料で参加できる催しで、当日はのべ7千人を超える人々が愛知県体育館に集い、心地よい汗を流しました。
「親子連れやお孫さんを連れた方の参加が多く見られました。スポーツを通じた世代交流の機会にもなったのでは」と事務局長の多田譲さん。
フットサル大会(10月)などのイベントについても、toto助成を受けて開催予定。よりスポーツに親しみやすい多様な環境づくりを目指して、取り組んでいます。

関連リンク

ファミスポフェスタチャレンジスポーツ(愛知県 名古屋市)