トップアスリート×47都道府県

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トップアスリート×47都道府県(三重) バドミントン 小椋久美子

スポーツだからこそ身に付くものがたくさんある。

メダルを取れなくて本当に悔しい

バドミントンを始めた小学校2年生の頃は、川越町のスポーツ少年団で練習していました。強豪チームでもなく、楽しく基本的なものでした。中学校でも楽しくやっていましたが、負けず嫌いでしたので、年上にも男の人にも負けたくないと思って必死に食らいついていきました。
高校は、県外からお話をいただいたので、挑戦してみようかなと思って、大阪市の四天王寺高校に進みました。大阪のトップレベル同士のつながりがあったので、練習相手には恵まれていましたね。
三洋電機に入社して2002年に全日本のシングルスで優勝したのですが、初めて日本を背負っているなと感じたのは3年目、ダブルスで初優勝したときです。追われる立場に初めて立って、5連覇するまでの間に責任感をすごく感じるようになりました。三洋電機では、指導も、人としても立派に育てるという方針だったので、ものすごく厳しかったです。だからこそ人への感謝を大切にできたんじゃないかなと思います。
2004年のアテネ五輪には出場できなくて、その年からの4年間、ペアを組む潮田玲子さんと二人で頑張ろうと。その間に、出場よりもメダルを取りたいという気持ちに変わっていきました。だから北京五輪では、メダルを取れなかったのが本当に悔しかったです。オリンピックの舞台は、他の大会と違いすぎて、緊張感で自分のプレーが全然出せなかったこともすごく悔しかったです。

スポーツを通して地域が活性化する

今は、バドミントン教室やスポーツ振興の活動に力を入れています。一緒に築きあげる仲間、絆、団結力、協調性など、スポーツだからこそ身に付くものがたくさんあります。子どもたちが、スポーツは楽しいと思える手助けができればいいなと思います。
地元にはすごくお世話になった気持ちがある半面、自分が活躍したことによって町自体も活性化したと感じました。オリンピックの試合は、川越のホールに集まってみんなで見て、一つになってもらえた。スポーツが活性化することで地域も活性化し、元気づけられると思っています。

小椋 久美子おぐら くみこ

1983年7月5日、三重県三重郡川越町生まれ。小学2年からバドミントンを始める。2002年、後にダブルスを組む潮田玲子と共に三洋電機に入社。2004年から全日本総合女子ダブルス5連覇を達成するなど、“オグシオ”の愛称のもと、名実ともに日本の女子バドミントン界を牽引。2008年北京五輪に出場し、5位入賞を果たす。2010年1月に現役を引退。現在はバドミントン教室や講演など普及活動に尽力し、幅広く活躍している。

三重県内のtoto助成事例

1200名の健康と仲間づくりの場

NPO法人 楠スポーツクラブ総合型地域スポーツクラブ活動助成

神選手と対戦する中学生

神選手にサインをもらい笑顔の中学生

四日市市楠町にある総合型地域スポーツクラブ「楠スポーツクラブ」(福田晃太郎理事長)は、現在、小学生から80代後半まで、約1200名の会員が利用しています。
特徴的なのが、レベルアップ教室。中学生に技術向上を目指して競技を続けてほしいという思いから始められました。本来の予算では簡単には実現しないことですが、スポーツ振興くじ(toto)助成を活用し、活動基盤強化としてトップアスリートを呼んで、直接指導してもらうことが可能になりました。「体験してもらって、その中からトップクラスの選手が出てほしい」と福田理事長は期待しています。
5月には、昨年の学生チャンピオンである明治大学の神巧也選手と森聡詩選手を招いて、卓球教室を開催しました。参加した中学生は、「講習会で教わったことを実践で活かしたい。高校に行っても卓球を続けて、強くなりたい」と話していました。
同クラブには、もちろんウォーキングやグラウンドゴルフなど小学生から高齢者まで参加できる30のクラブが活動しています。目的に応じたスポーツの楽しみを提供するクラブの取り組みは、会員の健康と仲間づくりにも一役買っています。

緑の芝生の上で運動会や給食

桑名市立城南小学校地域スポーツ施設整備助成

芝生に座りくつろぐ児童たち


明治5年に創立した歴史のある桑名市立城南小学校。約440名が通う同校は、平成21年にスポーツ振興くじ(toto)助成を受けグラウンドを天然芝生化しています。
国道や幹線道路に囲まれていて、校区に公園もないのですが、緑を増やそうという市の意向もあって芝生化を始め、今では他校からの視察も受け入れています。
スポーツ活動も盛んで、野球、サッカーのスポーツ少年団や、学校のクラブ活動としてスナッグゴルフやタグラグビーなども行っています。
芝の状態が一番いいのが9月。ちょうど運動会の時期で、土の直射熱もなく、はだしで歩いたり、そのまま座り込んだりしても、芝生がクッションの役割をしてくれます。芝生の上で給食を食べる「芝生給食」などの取り組みも好評です。休み時間にも外で遊ぶ児童も増えました。
たくさんの良さがある芝生を大事にしようと、児童自らも芝の移植作業をします。管理も体験することで、芝の良さをいっそう感じられるそうです。