トップアスリート×47都道府県

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トップアスリート×47都道府県(滋賀) フェンシング 太田雄貴

本番へ向けわくわく 想いをのせて全てをぶつける。

フェンシングは僕の人生そのもの

銀メダルを取った北京五輪からの4年間、決して簡単ではなかったけど、あっという間という印象です。五輪に出場できるのは本当にごく一部の人です。出場できない人の思いものせて、心の底から勝ちにいきたい。メダルを取って4年前と立場が変わりましたが、その思いは全く変わりません。
物心ついた時から続けているフェンシングは、僕にとって人生そのものです。大切な仲間や経験はフェンシングがあってこそのものです。勝ち負けが全部自分の責任になる、個人競技であることも性格にあっています。
フェンシングは手軽にできる競技ではないので、競技人口が爆発的に増えることは難しいですが、もともと西洋の騎士道から生まれたスポーツなので、日本の文化、精神に通じるところもあります。そんなことも伝えられたらと考え、2009年から「太田雄貴杯」という小学生向けの大会も開催しています。

周りの人の応援の声が何よりも力になる

僕が育った比叡平は、人口3000人くらいで全員がご近所さんという感じ。空気が澄んでいて、とても心が落ち着きます。小さいころは森に遊びに行って、土いじりをしたりしていました。皇子山のスキークラブにも入って、いろいろなトレーニングをしました。小学5年の時には太田家の恒例行事として、自転車で琵琶湖を一周しました。豊かな自然環境の中で、いつの間にか鍛えられていたということはあるかもしれません。
日本のスポーツは選手や指導者の熱意とボランティア精神に支えられていて、その分プロ意識と責任が生まれにくい。なでしこジャパンが日本中を勇気づけたように、スポーツには人を感動させ、心を鍛える力があります。その力を地域の中でどう位置づけるかが大切です。
滋賀レイクスターズ職員の棒高跳びの安孫子選手が五輪に内定しました。地元民としてすごくうれしいし、応援にも力が入ります。僕は地元紙の一面に載ったのは17歳の時で、すごく励みになりました。選手と指導者、クラブやメディアがお互いを高められればいい環境が生まれると思います。
選手は「頑張れ」の一言が本当に力になるので、地域にゆかりのある選手にはより力を入れて応援してくれるとうれしいです。
五輪本番に向けてとてもわくわくしています。全力でぶつかるので、応援よろしくお願いします。

太田 雄貴おおた ゆうき

1985年生まれ。森永製菓所属。滋賀県大津市出身。小学校3年の時からフェンシングをはじめ、平安高校時代にはインターハイ3連覇。アテネ五輪では9位、北京五輪では日本人初の銀メダルを獲得。

滋賀県内のtoto助成事例

全天候型のコートで競技にまい進

近江八幡市立安土中学校地域スポーツ施設整備助成

部活動に励む生徒たち


凹凸もなくなり、いつでも、安全に利用

近江八幡市立安土中学校は、6月には広々とした校地に千余本ほどの紫陽花が花を咲かせるほか、石庭和風の中庭には、茶室がある中学校です。平成23年、長年の使用で荒れの目立つテニスコートを、スポーツ振興くじ(toto)助成を受けて全天候型の砂入り人工芝コートに改修しました。
平日は近畿大会への出場実績もあるテニス部が部活動で主に使用し、休日は地域のスポーツ少年団等も使用しています。改修に合わせて、地域の社会体育の拠点施設として位置づけ、地域住民が気軽に利用できるように開放しています。
従来の土のコートに比べて、水はけがよく、多少の雨でも使用が可能なことから部活動にまい進する生徒にはとても好評です。また、コートが掘れたり、荒れたりしにくく、管理する側としても、けが等のリスクが減り、地域への開放がしやすくなりました。何より、安全面の効果が大きいです。これからも生徒の競技力向上と地域に根ざした生涯スポーツの拠点として活用してゆく予定です。

自分に合った楽しい運動をできる場所

こうかサスケくらぶ総合型地域スポーツクラブ活動助成


バドミントン教室の様子。初心者でも楽しめるように必ず指導者がつく

地域の中心で誰もが気軽にスポーツを楽しめる地域づくり

こうかサスケくらぶは地域に楽しいスポーツの機会を提供することをモットーに、教室を開催しています。「土曜日の子どもたちの居場所づくり」、「自らの健康は自らで」を念頭にジュニアの競技力向上だけではなく、より長期的、地域的な視点に立った総合型地域スポーツクラブを目指しています。年代を問わず、「気軽に参加できる」「参加して楽しかった」という声を多くかけてもらいます。
2008年からスポーツ振興くじ(toto)助成を受けており、他地域での勉強会や優良事例の視察が可能となり、全国的なつながりの中でクラブ運営のノウハウを積み重ねてきました。地域の10のスポーツクラブとともに共同事業を計画するなど、地域のスポーツ振興の中心的役割を担うようになりました。
また、開始当初は少人数で始まった教室も、toto助成により、継続的に教室を開催することで参加者を増やすことができるようになりました。底辺が拡大し初心者の会員だった人がスタッフとして活躍するなどの良い循環も生まれています。