トップアスリート×47都道府県

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トップアスリート×47都道府県(青森) ソフトボール 斎藤春香

ソフトボールは人生そのもの、体の一部かもしれない。

絶好調の時はボールが止まって見えたくらい

少しでも遠くへ打ちたい。現役のころは、そう思って練習しました。絶好調の時はボールが止まって見えたくらいです。もちろん、スランプになったこともあります。でも、ベテランになるにつれ、「また、調子が上向くんだ」と前向きに考えられるようになりました。ソフトボールが本当に好きなんです。
ソフトボールを続けてきたおかげで、選手として3回、監督としても1回、オリンピックに出場することができました。多くのことを学び、たくさんの人に出会えたのもソフトボールのおかげです。その意味で、人生そのもの。あるいは体の一部かもしれません。北京五輪で、チームが掲げた目標は「金メダル」ではなくて「世界一」でした。多くの人の支えがあって、優勝できたことは一生、忘れられません。
子どものころは、近所の男の子に交じって野球ばかり。父親ともよくキャッチボールをしてました。最初のころは、打つことには、そんなに興味がなかったんですよ。

冬のスポーツ環境整備 地域活性化につながる

「世界」を初めて意識したのは高校2年の時です。五所川原市に世界選抜のチームがやってきたんです。対戦した全日本チームの中に地元出身の選手がいて大活躍。「世界を相手に活躍できるなんて、かっこいいなあ」とあこがれました。
トップレベルのプレーを間近で見ることは本当に大切なこと。そういう試合ができる場所があったから、見ることができたんだと感謝しています。人によってはスポーツになじめない、おっくうだと思っている人もいるでしょう。でも、極論を言えば、笑って顔の筋肉を使うこともスポーツ。楽しいと思えれば、それでいいんじゃないでしょうか。
実家の近くに体育館があります。子どものころは、よく利用していました。気軽に利用できる施設があったこともあって、体を動かすことが本当に好きでした。健康増進のためのスポーツは、ますます重要になるはず。「ちょっと汗をかきたい」という時に気軽に利用できるような環境が整えばいいですね。雪国では特に、冬でもスポーツができる環境が必要でしょう。競技力も向上するはずです。スポーツが盛んになれば、地域の活性化にもつながるんじゃないでしょうか。

斎藤 春香さいとう はるか

弘前市出身。ソフトボール女子日本代表として1996年アトランタから3大会連続で五輪出場し、シドニーで銀、アテネで銅メダル。2008年北京五輪は監督として金メダル獲得に貢献。弘前市職員。

青森県内のtoto助成事例

幅広い年代に身近な運動を

NPO法人 青森県健康・体力づくり協会総合型地域スポーツクラブ活動助成

スポーツクラブの運営を統括している森村さん

指導スタッフ(右)の掛け声に合わせ、走り出す子どもたち

日曜日のある日、青森市内のグラウンドで約60人の小学生が元気な声を響かせながら、ランニングを楽しんだりサッカーボールを追い掛けていました。NPO法人青森県健康・体力づくり協会(近藤文俊理事長)が運営する総合型地域スポーツクラブ「CLUB Salute(クラブ・サルーテ)」の活動の一コマです。
同協会は青森市奥野に事務局を置き、幼稚園児から90歳までの約300人がさまざまな種目を楽しむクラブ・サルーテのほか、トレーニングジム「サルーテあおもり」などを運営。スポーツ振興くじ(toto)助成金は、スタッフ確保やスポーツ用品の購入に役立てられています。

誰でも、いつでも、どこでも スポーツを気軽に楽しんで

同協会は2006年、国の合理化策で廃止された年金福祉施設のスタッフたちが「地域住民の健康づくりを支える新たな場を提供したい」と、発足させました。現在のスタッフは10人。同協会理事でクラブマネージャーの森村浩蔵さんは「誰でも、どこでも、いつでも気軽にスポーツを楽しめるクラブにしたいです」と意気込んでいます。

町のシンボル、人工芝に変身

五戸町ひばり野公園サッカー場地域スポーツ施設整備助成

人工芝で思い切りプレーする五戸中サッカー部員

人工芝に生まれ変わった五戸町ひばり野公園サッカー場

青森県五戸町ひばり野公園サッカー場は、スポーツ振興くじ(toto)助成金を活用して2011年12月、人工芝に生まれ変わりました。サッカーが盛んな町の新たなシンボルとなり、町民に広く利用されています。

天候に左右されず活用 JFAの公認ピッチ

同サッカー場の人工芝の面積は1万1240平方メートル。リサイクルゴムなどの弾性材を使用して衝撃吸収率50%以上という基準を満たし、JFA(日本サッカー協会)の公認ピッチとなっています。総事業費の約4分の1に当たる3840万円は、スポーツ振興くじ(toto)助成金を活用しました。同サッカー場を運営する五戸町スポーツ振興公社職員の藤倉克智さんは「人工芝なので天候の影響を受けず、土のグラウンドより稼働率が上がりました。周辺の宿泊施設との連携を図り、合宿や各種大会の誘致を進めます」と意気込んでいます。
連日、このサッカー場で練習している五戸中学校サッカー部主将の中野隆太君(3年)は「人工芝のおかげで、ボールを使った練習量が増えました」と喜んでいます。