トップアスリート×47都道府県

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トップアスリート×47都道府県(山口) レスリング 藤村義

成長は楽しいこと。苦しさを乗り越え、喜びをつかんで。

地元のたくさんの人が育ててくれました。

スポーツの魅力は人間として成長できること。レスリングも技を覚えると面白いし、精神的にも強くなれるし、頑張り続ければ結果も出てくる。スポーツを通じて成長を感じられることが楽しいですね。
中学時代は柔道をやっていましたが、進学した高校に柔道部がなく、格闘技の延長でレスリング部に入りました。練習は今までの中で最もきつかったかもしれませんが、誰にも負けない基礎体力を身に付けることができたと思います。
地元地域は「ちびっこレスリング」が盛んですが、子どものころからの経験者は県外の高校に進むことが多く、部活動では未経験が多い中でほぼゼロからのスタート。高校1年の終わりに中国大会で優勝し、レスリングが楽しくなりました。大学進学や自衛隊体育学校を考え始めたのもこのころです。大学時代は、高校生のときに培った体力のおかげで、厳しい練習にもついていけました。自分で考えながらトレーニングもでき、環境は良かったですね。
山口県は、今の自分の基礎を形成し、育ててくれた場所だと感謝しています。

子どもの将来を考えた土台づくりを

地元スポーツの発展には、子どもの育成環境が大切。山口県は昨年の地元開催の国体のおかげで、各競技のレベルも向上したと思いますが、やはり、子どものころからの土台や育てる環境を整えることが必要だと感じます。
そういう意味では、将来世界で活躍できる子どもたちの発掘・育成事業「YAMAGUCHIジュニアアスリートアカデミー」は良い取り組みだと思います。レスリング専門の育成プログラムもあり、大学の恩師など母校関係者もかかわっているので、期待しています。
五輪出場は長年の夢でした。北京五輪で代表になれず、燃え尽きそうな時期もありましたが、その後の全日本選抜選手権での敗退を機に再び奮起し、ロンドン五輪代表をつかむことができました。好きなことを本気でやると苦しいときもあるけど、それを乗り越えて勝ち取った喜びは大きいです。
ロンドン五輪では平常心を保ち、試合では精いっぱい頑張ってとにかく技をかけて攻めたいです。そして、レスリングを楽しみたいですね。自分を成長させてくれた山口県に、目標の金メダルを持って帰りたいです。

藤村 義ふじむら つとむ

1982年3月28日生まれ。山口県田布施町出身。田布施農高校、徳山大学卒。自衛隊体育学校所属。ロンドン五輪レスリング男子グレコローマンスタイル66kg級日本代表。

山口県内のtoto助成事例

地域一体で子どもの体力向上や交流の場づくり

菊川スポーツクラブ総合型地域スポーツクラブ活動助成

クラブマネジャーの指導のもとでボールを使って運動

母親が見守る中で平均台を渡る子どもたち

子どもの成長を実感 スポーツを楽しむ教室

地域に根ざした活動を展開する菊川スポーツクラブ(下関市)は、子どもの体力づくりや健全育成を目的にスポーツ振興くじ(toto)助成を受け、様々な事業を実施している。特に体を動かす楽しさを教える幼児対象の体育教室に力を入れており、2010年から同市菊川武道館で始めた2歳児向け教室「つぼみ」は「的確な指導を受けられる」と好評だ。幼児たちは、ボールやマットなどを使用してスポーツに親しんでいる。
毎週、子どもの成長をうかがえ、さらに親や子ども同士の交流の輪が広がるとの声も。参加した古谷悠悟君は「楽しい」と元気に走り回り、母の良子さんは「2歳からこれだけ本格的にやってくれるところは少ないのでありがたい」と喜ぶ。3~5歳児向け教室に継続参加する子どもも増え、全体の体力レベルも上がったという。
同クラブを支えるスタッフは地域住民を中心とした約30人。クラブマネジャーの井上登代子さんは「子どもにスポーツを楽しんでほしい。次世代の育成につながれば」と期待する。

世界へ羽ばたく子どもたちの育成プログラム

YAMAGUCHIジュニアアスリートアカデミー将来性を有する競技者の発掘育成活動助成

指導者から説明を受けてトレーニングに励む子どもたち

身体能力開発プログラムの様子

「将来は日の丸を」 全国大会で活躍、成果も

五輪や世界大会で活躍できる人材育成を目標として山口県体育協会がスポーツ振興くじ(toto)助成を受けて2009年から行っている事業。現在は小学4年から中学3年までの児童、生徒55人が明日の五輪選手を夢見て日々汗を流している。
同事業は日本オリンピック委員会や国立スポーツ科学センター、各競技団体などが連携し、計画的な選手育成を目指す。企画・運営は山口県スポーツ交流村(光市)の「やまぐちスポーツ医・科学サポートセンター」が担当し、スタッフはアシスタントの学生も含め約30人。
現在の対象競技はレスリングとセーリング。子どもたちはそれぞれ平日に身体能力開発プログラム、週末には専門競技プログラムを行っている。
これまでに女子生徒がレスリング全国3位になるなど成果は現れつつある。光市立三井小6年の村田光希君は「将来の目標は五輪選手」と目を輝かせる。同協会の担当者、守田信晃主査は「この中から日の丸を背負って活躍する選手が出てくれれば」と話した。

関連リンク

YAMAGUCHIジュニアアスリートアカデミー