トップアスリート×47都道府県

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トップアスリート×47都道府県(沖縄)ウェイトリフティング 大城みさき

五輪「もう一度目指す」記録に手応え 高校時代より今が充実。

重量挙げの奥深さをより深く楽しみたい

高校から始めた重量挙げですが、28歳になった現在が一番、競技にのめり込んでいます。より深く楽しめるようになりました。
大体の選手は20代後半に競技をやめてしまうのですが、私は引退する気は全くありません。五輪に再び出場してメダル獲得が目標です。ロンドン五輪予選は、怪我から明けて間もなかったので出場権を逃しましたが、記録が伸びる手応えがあり、まだまだトップクラスで戦える自信がつきました。
私は南風原高校二年時に素質を見出だされ、この道に入りました。しつこく誘われ、しぶしぶ部室をのぞきに行った日をよく覚えています。もともと力自慢で、スポーツは好きでしたから、試しにシャフトだけを持ち上げようとして、なかなか上がらない事が「何で?」と不思議に感じました。見た目以上の難しさ、競技の奥深さに、はまりましたね。

挑戦し続ける姿勢が支える環境へ繋がる

女子重量挙げも五輪競技だと聞いて、すぐに五輪出場が目標になりました。沖縄は「重量挙げ王国」と言われるだけあり、周りに五輪経験者も当たり前のようにいました。選手層が厚く、指導者の懐も深いのが特長です。私は独特なフォームで練習方法も周囲とは異なります。強豪大学へ進まず、沖縄に残って自分にあった練習を積み上げていった事、そのスタンスを周囲が理解してくれた育成環境が私を大きく成長させたようです。
今後の沖縄でのスポーツ活性化を考えると、後輩アスリートたちに「競技を続ける環境を自分でつくる」という選択肢も念頭に置いてほしいと思います。
何故ならば、大学まで成績を残しながらも「卒業したら終わり」と競技生活にピリオドを打つ選手が多いように感じるからです。それが悪いとは言いません。ただ、企業やプロからの誘いがないからといって、続ける道を探りもせずに引退するのはもったいないと強く言いたいです。
沖縄は才能ある選手が多いと感じます。県内だとプロ・企業チームが少ないというハンディもあるでしょう。それでも真剣にチャレンジする選手には支えてくれる人が現れ、育成環境も整い、上のステージへの道が拓けます。それがスポーツ活性化にも繋がります。私は、私がそういうモデルになれればと思って競技に臨んでいます。

大城 みさきおおしろ みさき

(1984年5月22日生まれ)=所属・株式会社ハーツ&ハーツクリニック。南風原高校卒業。2008年北京オリンピック女子48キロ級重量挙げ日本代表。同大会八位入賞。

沖縄県内のtoto助成事例

赤土対応と競技環境の向上に芝生が大活躍

与那原町(東浜多目的広場)地域スポーツ施設整備助成

芝生化され、町内外のスポーツ愛好家から好評の東浜多目的広場

与那原町が管理する東浜多目的広場は、昨年8月にスポーツ振興くじ(toto)助成を受けて芝生化した。青々としたグラウンドには毎週末、サッカーやグラウンドゴルフを楽しむ人々の声が響き渡る。
町が芝生化を検討した大きな理由は「赤土」。
海と面する同町では風にさらされるエリアが多い。これまで多目的広場は土のグラウンドで、近隣の住宅に砂がこびりつくことが多く、住民の負担となっていた。芝生化することで、土が大量に舞うことはなくなり、強風の日の不安が和らいだ。

「けが抑え快適プレー」 スポーツ愛好者に好評

芝生化は競技中のけがの可能性が低くなる事も大きなメリットだ。
足が接地するときのショックが土よりも柔らかいため、膝や腰などへの負担が少なく、転倒してもけがのリスクが抑えられると、使用者から好評を得ている。
本島南部の市町村のサッカー愛好家でつくる「レキオス首里」もグラウンド愛用チームの一つ。主将の古我知篤さん(58)は「芝でのプレーは何より気持ちがいい。町が管理しているので使用料も安く感謝です」と笑う。
町の窓口として、さまざまなチームの申し込みに対応する宮城結さんは「芝生化で使用の問い合わせが増えました。赤土対応と競技環境の向上にもつながり、一挙両得です」と語った。

多彩なスポーツでみんな笑顔に

NPO法人 ナスク総合型地域スポーツクラブ活動助成


スポーツチャレンジ教室でディスクゴルフを楽しむ児童たち

ナスクは平成10年に発足し、20年にNPO化。今帰仁村総合運動公園の体育館、グラウンド、プールなどの施設をフル活用し多種多様な教室を常設している総合型地域スポーツクラブだ。フットサルからアクアエクササイズなど、保育園児から高齢者までが年間を通してスポーツを楽しんでいる。
スポーツ振興くじ(toto)助成を受けて今年で5年目。常駐スタッフ2人を増員できた事とパンフレットなど広報活動の充実化ができた事が大きな恩恵だ。教室だけでなく、季節ごとのイベントには県内外から参加があり好評。伊禮正昭理事長は「村と村体協という土台の上で成り立ってきたクラブ。toto助成でさらに活動に幅が出た」と喜ぶ。

チームプレーを満喫 放課後がより楽しく

フットサルと複数の競技を楽しむ「スポーツチャレンジ」の2教室に通う地元、天底小学校4年生の玉城志琉君は、充実した放課後を送っている。児童数の関係で、なかなか学校ではできない団体競技が特にお気に入りだ。「ここだと他の小学校の友だちもできるし、人数も多いからチームもすぐつくれる」と、笑顔で話した。