インタビュー

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女子卓球界エースに届いた応援の声 身近に感じるスポーツ支援の輪(2/2)

卓球 伊藤美誠選手

「楽しいし面白いから卓球を続けている。その姿を見てもらうことが一番のやり甲斐」

 コロナ禍の中でも新たな応援のカタチでサポートしてくれたファンに感謝する伊藤選手。2歳でラケットを握ってから世界トップ選手の1人として活躍する現在に至るまで、その卓球人生を振り返ってみると常に身近に様々なサポートの存在を感じていた。

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「練習する場所や環境を整えたり、大会を開催したり、スポーツは1人ではできないことがたくさんある。小さい頃からある支えのおかげで、海外遠征や合宿をしてこられたので、すごくいい環境で卓球をさせてもらっていると感じています」

 トップアスリートの活動だけではなく、次世代アスリートの発掘や育成、地域のスポーツ施設の整備など、広く日本のスポーツを支える役割を担っているのが、スポーツくじ(toto・BIG)の収益による助成金だ。卓球では、JOCエリートアカデミー事業や障がい者を対象とした大会の開催などに役立てられているほか、伊藤選手の故郷にある磐田卓球場ラリーナの整備にも役立てられた。

「私は今でも静岡に戻る時は磐田市にあるラリーナを使わせてもらっています。すごくいい環境で充実した練習ができるのがうれしいですね」

 ラリーナには伊藤選手や水谷さんに憧れる地域の子どもたちが、明日のオリンピックメダリストを目指して練習に励んでいる。伊藤選手は自分が先輩たちの姿から刺激を受けてきたように、自身が卓球を楽しむ姿を見て、可愛い後輩たちや全国にいる卓球を愛する人々が何かを感じ取ってくれたらと願う。

「私は福原愛さんや石川佳純選手といった年上の先輩方が頑張る姿であったり、道を切り拓く姿を見ることができたから、自分も頑張ろうと思うことが多々ありました。なので、私が卓球をする姿を見て頑張ろうと思ったり、ああいう選手になりたいと目標にしてくれるとうれしいですね。選手は楽しいし面白いから卓球を続けているので、その姿を見てもらうことが一番のやり甲斐になる。私たちも、いろいろな方が試合を見て、楽しい、面白い、と思っていただけるスポーツであり続けるよう頑張っていきたいと思います」

(当記事は2022年2月に新型コロナウイルス感染症対策を行った上で取材・撮影を行いました。)

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伊藤 美誠いとう みま(スターツ所属)

2000年10月21日、静岡県生まれ。2歳から卓球を始めると、小学生から全日本選手権(バンビの部、カブの部)で優勝するなど頭角を現した。2012年からITTFワールドツアーに参戦し、2015年のドイツオープンでは女子シングルスで史上最年少記録となる14歳152日で優勝。翌年のリオデジャネイロオリンピックでは女子団体で史上最年少記録となる15歳300日で銅メダルを獲得。2019年の全日本選手権大会では女子シングルス、女子ダブルス、混合ダブルスで女子史上初となる2年連続3冠を達成した。2021年の東京オリンピックでは混合ダブルスで金、女子団体で銀、女子シングルスで銅と3つのメダルを獲得したことが記憶に新しい。

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