インタビュー

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次世代に繋ぐ国際大会の経験 前代表主将が考える“継続性”の大切さ

バスケットボール 田中大貴選手

東京オリンピックで代表に一区切り「1つの集大成、大きな舞台になると思った」

 日本屈指のシューティングガードとして活躍し、東京オリンピックでは日本代表キャプテンを務めた田中大貴選手。所属するB.LEAGUEのアルバルク東京では10シーズン目を迎え、昨季に続きキャプテンとしてチームを牽引する。

 長崎で生まれ育ち、小学2年生からバスケットボールを始めた。地元の強豪、長崎県立長崎西高等学校では全国高等学校総合体育大会(インターハイ)に1度、全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会(ウインターカップ)には3年連続出場。名門・東海大学では1年生からチームの主力となり、3年生だった2012年には全日本大学バスケットボール選手権大会でチームを6年ぶりの優勝に導いた。

 栄冠をたぐり寄せたパフォーマンスが高く評価され、同年に日本代表チームに初選出されると、第4回FIBAアジアカップでの準優勝に貢献した。以降、2013年にアーリーエントリー制度によりトヨタ自動車アルバルク東京(現アルバルク東京)に入団した後も、日本代表に欠かせない主力として奮闘。FIBAアジアカップには3度出場、2019年のFIBAバスケットボールワールドカップ(中国)にも出場しながら、代表チームの成長とともに歩んだ。

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 2021年の東京オリンピックでは渡邊雄太選手とダブルキャプテンを務め、3戦全てに先発出場した。日本にとって45年ぶりとなるオリンピックの舞台では、残念ながら白星は飾れずに1次リーグ敗退。そして、田中選手はこれを機に、日本代表としての活動に区切りをつけた。

「東京オリンピックが開催されると決まってから、自分の中で年齢などを考えた時、1つの集大成ではないですが、大きな舞台になると思いました。そのオリンピックにどれだけ自分がいい状態で臨めるのか、それまでの期間に何ができるか、ということをずっと考えていたので、正直、その先のことは全く考えていなかったんです。自分がもう少し若かったら、東京オリンピックを終えて次に繋げていくイメージが沸いたでしょうが、自分は東京オリンピックに対する想いが強かったので、それを終えた後に中途半端な気持ちで代表を続けるべきではないと思いました」

※当時の大会名称(現・全国高等学校バスケットボール選手権大会)

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