インタビュー

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インタビュー

トップから健康維持まで ロンドン銀メダリストが伝える卓球の奥深さ(3/3)

卓球 平野早矢香さん

スポーツを広く支える仕組みに共感「注目度の低い競技にとっても励みになる」

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 全日本選手権優勝やオリンピックでのメダル獲得から、新しいサーブの習得、前日よりも長いラリーの継続など、掲げる目標は人それぞれ。競技スポーツから生涯スポーツまで幅広い側面を持つ卓球をはじめ、スポーツの普及をサポートする仕組みの一つがスポーツくじ(toto・BIG)の収益による助成金だ。卓球では、次世代を担う有望選手の発掘・育成や、地域で行われる卓球教室・大会への支援など、幅広く役立てられている。

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 平野さんは「幅広い側面を持つ卓球がさらに社会に根付くためにはトップを目指す選手の支援はもちろん、1人でも多くの方が卓球に触れ、楽しさを感じてもらうことがとても重要です」と話すと同時に、スポーツくじによる助成金が競技の知名度にかかわらず広くスポーツを支えている事実に大きな意義を見出しているという。

「かつて卓球はマイナー競技と言われていて、私の現役時代も決してメジャー競技だとは思っていませんでした。だからこそ、もっと注目してもらうためにもオリンピックでメダルを獲りたいという想いもありました。幸い、卓球はトップ選手のレベルが上がり、メディアでも多く取り上げてもらえる競技になりましたが、世界トップレベルの選手がいてもオリンピックにならないと注目されない競技はまだまだあります。こういった競技に携わる方々にとって励みになる支援はありがたいですよね。私はどの競技でも選手(が費やす努力)の価値は変わらないと思っています。メジャー競技で金メダルを獲っても、マイナー競技で金メダルを獲っても、その価値は変わりませんから」

 今後もさまざまな形で卓球に関わっていきたいと語る平野さん。卓球以外の分野の人々とも積極的に交流し、自身が得た学びや知識を伝えていきたいと話す。「何かを究めたり、一つのことに取り組んだりすることに共通点はあるはず。何かを感じてもらうことが、私の生きがいを感じる部分でもあります」。これからも卓球、そしてスポーツの魅力を伝える伝道師として歩き続ける。

(当記事は2021年7月に新型コロナウイルス感染症対策を行った上で取材・撮影を行いました。)

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平野 早矢香ひらの さやか

 1985年3月24日、栃木県生まれ。卓球をしていた両親の影響で5歳からラケットを握る。小学2年生で全日本選手権バンビの部で2位になるなど早くから才能を光らせ、全国トップを競うように。強豪の仙台育英学園秀光中学校・仙台育英学園高等学校(宮城)に進学して卓球に専念する環境に飛び込むと、高校1年生で全日本選手権ジュニアの部で優勝し、注目を集める。高校卒業後はミキハウスに入社し、1年目の2004年に18歳の若さで全日本選手権シングルス初制覇。2007年からの3連覇を含め、通算5度の優勝を飾った。オリンピックは2008年の北京大会、2012年のロンドン大会に出場。ロンドン大会では福原愛、石川佳純と出場した団体戦で、日本卓球界史上初の銀メダル獲得の快挙を成し遂げた。2016年に現役引退。ミキハウスとニッタクでアドバイザーを務めるほか、解説者やスポーツキャスターとして幅広く活躍する。

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