インタビュー

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未来へ繋ぐBMXの心 若き天才ライダーが感謝する周囲のサポート(2/2)

BMXフリースタイル・パーク 中村輪夢選手

現役生活真っ只中も競技の未来を想い「結果を出したい」

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 互いにリスペクトする国内外の仲間たちとともに大好きなBMXに乗り続けていられるのも、周囲から寄せられる様々なサポートがあるから。「ホンマにいろいろな人にBMXをさせてもらっています」と感謝の念に尽きないが、中でもBMXと出会うきっかけを与えてくれた父・辰司さんの存在は大きい。

 自転車の車輪の部品に由来する「リム」という名前も父がつけてくれた。2002年ソルトレークシティオリンピックの開会式が行われた2月9日(現地時間8日)に生まれた縁もあり、車輪や五輪の「輪」と「夢」で「輪夢」となった。

「この名前だから絶対に結果を出したいという気持ちはあまりないけれど、父がつけてくれた名前なので、結果を出して喜んでくれたらいいなとは思っています。この名前は気に入っていますし、BMXをやっていてよかったなと。違うスポーツをしていたら全然関係ない感じになっちゃうんで(笑)」

 東京オリンピック以降は街で声を掛けられることも増えてきた。その度に普段の生活から支えてくれる家族、練習環境や大会出場のサポートをしてくれる人々、切磋琢磨する仲間たちがあっての今だと実感するという。

「周りの環境が整っていないと選手はいい演技をできないし、練習施設のサポートがないと始まらない。これからBMXを始めようという人にとっては、近所に練習できる施設があれば始めやすいはず。子どもも大人もいろいろな人にBMXに触れて楽しんでもらいたい想いがあるので、各地に始めるきっかけを作っていただけるとありがたいですね」

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 大好きなBMXが競技人口を増やし、より大きな盛り上がりを見せるためにも、まずは自身が大会で好成績を残すことが大切だと考えている。

「日本でいろいろな人にBMXを知ってもらう意味でも結果を出したいと思います。競技自体が盛り上がるためには、プロのBMX選手として生活できる人が増えることも大事。僕はまだ現役でバリバリやっていますが、将来はそういうサポートができたらいいなと思います」

 BMXの今、そして未来を考えながら、2023年もまたビッグイベントで大暴れする。

(リモートでの取材を実施)

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中村 輪夢なかむら りむ

2002年2月9日、京都府生まれ。元BMXライダーでBMXショップを営む父の影響で、3歳からBMXに乗り始め、5歳でジャンプに挑戦。小学生の頃から大会に出場して頭角を現すと、中学生でプロに転向した。2017年に全日本BMXフリースタイル選手権大会の初代王者に輝くと、2019年に17歳の若さでUCI BMXフリースタイル・パーク ワールドカップ年間総合優勝。同年のX Gamesミネアポリス大会では銀メダルを手にし、FISE WORLD SERIES HIROSHIMA 2019でも2位となった。東京オリンピックでは5位。2022年のUCIアーバンサイクリング世界選手権大会では念願の初優勝を決めた。

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