インタビュー

インタビュー

偉業を後押しした心の支え 金メダリストが感謝する応援のチカラ(2/2)

スピードスケート 髙木美帆選手

日本のスポーツを支える仕組みに込められた想いに感謝

int_110_2

 たとえ目には見えなくても、人と人との感情がシンクロしたり共鳴したりすることで生まれる力の大きさを、実体験として知る。だからこそ、髙木選手は広く日本のスポーツを支えるスポーツくじ(toto・BIG)の仕組みに込められた想いを大事にしたいという。

「スポーツくじの収益が助成金となり、スピードスケートをはじめ多くのスポーツが支えられていることは知っていましたし、スポーツくじを買うという形でサポートしてくださる方々がいるから成立する仕組みだということも理解していました。ただ、改めてトップアスリートだけではなく一般の方が楽しむスポーツまで幅広くサポートしたり、若い選手の発掘や育成を支えたり、そこに込められた想いがあることを知ると、有り難さや感謝の気持ちが強くなりますね」

 スポーツを支えたり応援したりするカタチは様々だが、スポーツくじを買うという行動を通じて、購入者がよりスポーツを身近に感じられる点についても「面白いなと感じます」と話す。

「自分がスポーツくじを買った金額の一部が、自分が応援するスポーツに役立てられているとなれば、より身近な存在に感じることができますよね。よく見ると街中にはスポーツくじの売り場がたくさんありますし、スポーツくじのロゴマークが入った施設やイベントも多い。日常生活の中で見掛けると『あ、あのスポーツくじだ』と親近感が沸いてきますよね」

 いつの日か競技生活を終えた後も、好きな時に身体を動かせるようなスポーツが身近にある生活を続けていたいという髙木選手。「スポーツをしたい、身体を動かしたいと思う人はたくさんいても、始めるきっかけや継続する環境がないこともあると思います。現役中はなかなか活動することはできませんが、みんながスポーツを気軽に楽しめる世の中になったらいいなという想いはありますね」と胸の内を明かす。

 みんながスポーツを身近に感じ、みんなでスポーツを支えていく社会の実現を願いながら、髙木選手は渾身のレースを通じてスポーツの魅力を伝え続ける。

(当記事は2022年4月に新型コロナウイルス感染症対策を行った上で取材・撮影を行いました。)

スポーツくじって何? スポーツくじは、アスリートやスポーツの未来を育てる仕組みです。 もっと、みんなが使えるグラウンドを整備するには? もっと、スポーツ大会や教室に参加できる機会を増やすためには? もっと、スポーツで世界をめざすチャンスを増やすためには? 「くじを買う」はエールになる。

もっと、スポーツくじについて、知るには?

スポーツくじの仕組みをアニメーションで紹介。

スポーツくじの仕組みに参加してみるには?

スポーツくじ(toto・BIG)の販売サイトはこちら。

1 2
int_110_01

髙木 美帆たかぎ みほ

1994年5月22日、北海道生まれ。5歳からスケートを始めると、中学2年の頃から国内外のジュニア大会で優勝。2010年のバンクーバーオリンピックに日本スピードスケート史上最年少の15歳で日本代表に選ばれた。高校時代には世界ジュニアスピードスケート選手権大会で2年連続総合優勝、大学進学後は2013年のユニバーシアード冬季競技大会で金メダル(1000メートル)を獲得するも、翌年のソチオリンピックは代表選考に漏れた。2015年からワールドカップや世界選手権など国際大会でトップを争うようになり、2018年の平昌オリンピックでは金(団体追い抜き)・銀(1500メートル)・銅(1000メートル)と3種のメダルを獲得。日本選手団主将を務めた2022年の北京オリンピックでは1000メートルでの金メダルを含む4個のメダルを獲得。合計7個のオリンピックメダルは日本女子最多記録となった。

■スポーツくじって何? アスリートのためになる?
 スポーツくじの仕組みをもっと知りたい方は動画をチェック!

アンケートにご協力ください。

Q1

本記事を読んで、スポーツくじ(toto・BIG)の収益が、日本のスポーツに役立てられていることを理解できましたか?

とても理解できた
なんとなく理解できた
理解できなかった
Q2

スポーツくじ(toto・BIG)の取り組みに共感できましたか?

とても共感できた
なんとなく共感できた
共感できなかった
送信