インタビュー
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スポーツくじ新CMで石川佳純さんがバスケに初挑戦! 新たな挑戦や夢を語る
石川佳純さん
スポーツくじの新ブランディングTV-CMの放送が2024年11月2日(土)よりスタート。スポーツくじの理念をさらに浸透していくために、新TV-CM『石川佳純、バスケはじめる』篇では元卓球日本代表の石川佳純さんが出演しています。今回は撮影を終えたばかりの石川さんを直撃。卓球歴24年の石川さんがCM撮影で初めてバスケットボールに挑戦した感想、スポーツくじの助成について、また、現役引退後に改めて感じた「スポーツの楽しさ」などについてじっくりと伺いました。
スポーツくじの新ブランディングTV-CM『石川佳純、バスケはじめる』篇(2024年11月2日放送開始)CM撮影で初のバスケットボール挑戦「手の感覚が伝わる分、コントロールが難しい」
――CMの撮影、お疲れ様でした! 石川さんはバスケットボール初挑戦ということですが、撮影はいかがでしたか?
「すごく楽しくてあっという間の時間でした! 先生役の方々とバスケットボールを楽しくプレーするという内容の撮影だったのですが、やっぱりプレーするのと見ているのとは全然違うなと実感しました。ドリブルやパスなどもすごく難しいですし、晴天のなかでプレーするということも初めてで。いろんな基本技術を教えていただき、バスケットボールの動きを知ることができておもしろかったです」
――卓球という小さいボールを操るラケットスポーツをされていた石川さんですが、バスケットボールをプレーする感覚はどんなものでしたか?
「手の感覚がボールに直に伝わる分、コントロールが難しかったです。ボールに回転をかけてパスをするということも今日初めて知って新鮮でした。難しさも新たな発見もありましたが、やっぱりシュートが決まるとうれしいですね」
――今回、スポーツくじの収益の使途などを多くの方に知ってもらうために、CMに出演いただくことになりましたが、どんな気持ちで出演しましたか?
「私自身、スポーツくじには選手時代から長い間サポートしていただきましたし、選手時代にも一度CMに出演させていただいたことがあって。現役を引退したあともスポーツの楽しさや魅力を伝える活動をしているなかで、こういったCMに出演させていただけてとてもうれしいです」
――選手とは違った立場で出演してみて、選手時代の出演時と気持ちの違いはありますか?
「今日のCM撮影は私にとってすごく新しいことでしたし、今の等身大の自分に近いCMになっているんじゃないかと思います。選手時代は自分自身が勝っていくこと、またそれを観てもらうことが自分のなかで大きなウェイトを占めていたんです。でも、引退してからは自分自身もスポーツを観ること、また、その楽しさをいろんな方々に伝えていくということを意識していて。選手時代とはまた違ったアプローチでスポーツに対する取り組みをしたり、さまざまな活動を通して新たに学びを得たりしています」
CM撮影は残暑が続く9月中旬のある日、湘南の海沿いにあるコートで行われた石川さんが育てていきたいこと、スポーツ以外でチャレンジしていきたいこと
――CMのキャッチコピーに『卓球歴24年、バスケ歴1日』というものがありましたが、石川さんが卓球以外に長く続けているものはありますか?
「卓球以外ないんですよね。引退して1年ぐらい経つので、今、まさにいろいろなことにチャレンジしている最中です。最近だとゴルフが好きになったり、キックボクシングに通ったり。選手時代になかなかできなかったことや興味が湧いたものにはどんどんチャレンジしていきたいなって思っています」
――スポーツ以外でチャレンジしてみたいものはありますか?
「『英語を勉強しています』と言い始めて少し経ってはいるのですが……もっと本格的に勉強をしていきたいです。語学を学ぶことで、もっとたくさんの方々と交流できますし、新しい世界が広がっていくと思うんです。英語でインタビューをするとなると相当な語学力が必要なので、まずは簡単な日常会話を学んでいって、ゆくゆくは海外の選手にもインタビューできる機会があったらいいなと思います」
――スポーツくじの助成の活動のメッセージである『スポーツと人を育てる仕組み』にちなんで、最近育てたい、育成していきたいと感じているものはありますか?
「今、開催している『石川佳純47都道府県サンクスツアー』という卓球教室です。私自身、スポーツからがんばることの楽しさをはじめ、本当にたくさんのことを学んだので、それを子どもたちに伝えていきたいです。『楽しい』『好き』という気持ちから何かが始まっていくと思うので、そのきっかけになれたらうれしいです。
卓球教室が始まる前って、子どもたちはみんなすごく緊張した面持ちなんですよ。それが、教室が終わるころには『楽しかった!』と笑顔になってくれる。私自身24年間やってきた卓球というスポーツによって、誰かが楽しいと思う1日を作れていたら、それもすごくうれしいです。そんな子どもたちの表情を見ていると、彼らのお手本になるために腕が落ちないようがんばらなきゃいけないなとも思います」
「未来を担う子どもたちにスポーツの楽しさや魅力を伝えていきたい」
――石川さんはパリオリンピック期間中にテレビ局のレポーターとして、いろいろな競技を観戦されていました。この経験を振り返って、改めてスポーツの良さや難しさを感じられたのではないかと思いますがいかがでしょう?
「そうですね。オリンピックという世界中の超一流選手が集まる場所で、いろいろな競技の選手たちの戦いを間近で観られたことは本当に素晴らしい経験でした。勝つ喜びもあれば、負ける厳しさもある。そこにスポーツの魅力が詰まっていると思います。一人一人の選手にそれぞれのストーリーがあるので、それを近くで見られたこともとても貴重な経験だったなと思います」
――今の立場でオリンピックをご覧になって、何か発見はありましたか?
「自分が目指さない、参加しない、プレーしないオリンピックを経験できて、オリンピックってこんなに楽しいんだ、こんなに素晴らしい舞台なんだ、ということに改めて気づきました。パリオリンピックでは卓球も観たのですが、一緒に戦ってきた後輩のみんながプレーしている姿、東京オリンピックからすごく大きく成長している姿を見ることができました。
選手時代は毎日(努力の)積み重ねをしていても、自分がうまくなれているのかなかなかわからない時期もあったんです。でも、毎日の努力が力になっていくんだということを、選手たちを見ながら改めて感じることができました」
――最後に、今、石川さんが抱いている目標、なりたい自分の姿を教えてください。
「今までの自分がそうであったように、これからもいろんなことを学び、チャレンジして、ずっと成長し続けられる自分でありたいです。今回CMに出演させていただいたスポーツくじはトップアスリートから将来を担う子どもたちまで(選手だけでなく施設の整備や大会の開催など) 本当に幅広くいろいろな助成をしています。
そういうサポートがあって、自分の好きなことをがんばれたり突き詰めたりすることができると思うので、スポーツくじには(助成を通じて)これからもたくさんの方の夢や目標を応援してほしいです。選手時代から長い間支えていただいたので、今度は私もこれからの未来を担う子どもたちにスポーツの楽しさや魅力を伝えていきたいなと思っています」
(取材:2024年9月)
※スポーツくじの収益は、グラウンドの芝生化をはじめとしたスポーツ施設の整備、地域のスポーツ大会・教室の開催や未来のトップアスリートの発掘・育成など、日本のスポーツ振興のために役立てられています。
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石川 佳純いしかわ かすみ
1993年2月23日、山口県出身。全農所属。小学1年生で卓球を始め、小学6年生で全日本選手権3回戦に進出。全日本ジュニアシングルス4連覇、インターハイ3連覇を達成。2011年、全日本選手権シニアで初制覇。2012年ロンドンオリンピックでシングルス4強入りし、団体で史上初のメダル獲得。2016年リオデジャネイロオリンピックで銅メダル、2021年東京オリンピックで銀メダルを獲得し3大会連続のメダル獲得。2023年5月の引退後、全国で卓球の魅力を伝えている。
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